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2013年5月

2013年5月19日 (日)

マイケル・ジャクソン ザ・イモータル ワールドツアー

Michael.gif

5月19日、横浜アリーナで開催している「マイケル・ジャクソン ザ・イモータル
ワールドツアー」を見てきましたので職業的な視点でレポートします。

先行予約が始まって直ぐにチケットは確保しましたので、VIP席後方4列目のS席
で(殆どVIP席)観る事が出来ました。

横浜アリーナは初めて入りました。
思ったより残響感が少なく体育館ぽくない。
多くの音楽イベントに利用されている理由もわかったような気がしました。

音響会社はカナダのSolotec社が来ていて、デジ卓はDiGiCoのSD7?に見えましたが未
確認です。
体格の良いSIMオペレータがデュアルディスプレイ(左面にSIM画面、右面にアウト制
御系)で音響状態を監視していました。
スピーカシステムはMeyerが使われていましたので、代理店であるATLさんに問い合わ
せをしたところ以下の詳細レポートをいただきました。
「ATLのhiroさん、いつも丁寧な応対をありがとうございます」

メインSPはMeyerの最新フラッグシップ機LEOが使われています。
もともとこのツアーに合わせて開発された機種で、非常にハイパワーです。
ツアーに求められた条件(機材をできるだけ減らしながら、従来のパワーを上回るこ
と)を基に、小型軽量、ハイパワーで、仕込みも非常に簡単になっています。
ほとんどの会場でディレイシステムを使わないで済むのもメリットでしょう。
EQはガリレオのNewバージョンのカリストという機種が使われ、サブウーファーは110
0LFCを使用しています。

メインSPのLEOーMアレイの下に近距離用のMICAを吊っています。
LEO-Mは15インチx2+4インチハイドライバーx2の構成ですが、MICA(10インチx2+3
インチハイドライバーx2)と同じ幅になっています。
吊られていたウーファーは片側700HPx8で単一指向性構成。床下の1100LFCは片側12台
で、横4列縦3列のエンドファイヤー指向性構成になっています。

ガリレオなどEQはステージ袖に電源供給及びドライブラックとして片側7台がセット
されています。

(数量詳細)
Main Arrays 14xLEO-M over 4xMICA per side
Sides Arrays 6xLEO-M over 8xMICA per side
Stage Side Fills 2xMSL-4 x per side (flying)

Subs 8x700-HP x per side (flying)
LF 12x1100-LFC per side under stage
Front Fills 2xUPA-1P + 1xUPA-2P per side

※場内撮影禁止ですので下手なスケッチ(推測部分有り)を下記のリンクで見られるよ
うにしました(Front FillsのUPA関係は位置不明で未記入)
https://dl.dropboxusercontent.com/u/8354703/130519_yokohama_arena.pdf

上記のレポートにあるように低域の指向制御テクニックも最大限使われているからか、
輪郭のハッキリした異次元の低域エネルギー感でした。

バンドメンバーはキーボードとドラムがマイケルジャクソンツアーのメンバーで、今
回のショーは道具、照明、音響全て持ち込みとのことです。

照明関係も少しレポートします。
MA Lighting社のgrand MA2 Full Sizeが2台使われていました。
同じ機種がもう2台セットされていましたが、こちらはメディアサーバ用ではないか
と思いました。

以下は個人的な感想です。
このショーは機材と映像演出に贅を尽くした、マイケル・ジャクソンのスクリーンラ
イブの意味合いが大きく、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス・ショーに期待してき
た客の多くは消化不良?だったと思います。
ただマイケルのファンは涙流して観ている人も多く、満足していると思います。
職業的にはこの規模の仕込を見聴きする事ができ大変有意義でした。

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